コーチがWiiテニスもうまい件と試合はこびのヒント

最近はWiiでダイエットなどが熱いらしいが、一時期大勢でWii Sportsのテニスにハマっていて、うちでホームパーティーも兼ねて、スクールのコーチを招待しつつWiiリモコンx4でダブルスとかをやっていた。本物のテニスでは到底勝ち目が無いので、せめてゲームではぼっこぼっこにしてやんよと画策していたのだが、実はコーチはWiiテニスもとってもうまい事に気がついた。

大抵コーチ達は始めてのWii体験で、最初は操作もままならないのだが一、二度試合をこなすと段々とコツを掴んできて、三度目ぐらいになると、歯が立たないぐらいに上達している。ゲームならお手の物なはずのファミコン世代の私も悔しい思いを何度もした。「リアルのみならず、バーチャルでもか!ムキッーーー!!」というぐらい悔しい。ところが差し当たってWiiテニスがリアルという事でもない。実際、プレイヤーキャラの動きはちょっとアレだし、ボールの動きも変な時があるし、全体的な挙動が本物のテニスとはかけ離れている。ゲームだしね。プレイヤーはキャラの動きを操作することは出来ないということを考えると、それ以外のどこかに秘密があるに違いない。しかも本物のテニスの攻略法がこっそり隠れているに違いない。そう思わざるおえない。

ということでコーチのWiiテニスの操作パターンを観察してみた。得にスライスで緩急を付けたりロブを使うという戦略ではなく(操作がわからないだけかもしれないが)、どちらかというとラケットを降るタイミングでストロークの方向に変化を付け、広角に展開しながら、相手の後衛を左右に散らし、甘く入ったリターンをボレーで確実に決める、という基本に忠実なパターンのようだ。コーチたち本人は無意識にやっているのであろうが、うちでWiiテニスをやった3名のコーチは大体この戦略を用いてるように見えた。やっぱりオープンコートを作るというのは基本なんだなと実感する。驚くのはそれが見事にはまるWiiテニスの挙動である。そういう意味ではリアルな作りになっているわけだ。任天堂すげー。

この方式をリアルなダブルスの戦略に置き換えると、後衛は無理に平行陣に持っていかず、(Wiiテニスでは平行陣の概念が無い)ベースラインで我慢しながらクロスに深いストロークを返す。前衛がボレーで確実に決められるような甘いリターンを得るには相手のバックを狙うのがいいのだろう。甘くなって帰った来たところを前衛が決めのボレーかスマッシュでドン!と、こういう方程式なのではないか。よく考えたらいつもレッスンでやっている練習のクロスへのリターンと決めのボレーのみの比較的単純なプレーの組み合わせではないか。

ははーん。そうか。ようは上のようなプレーが安定、確実に出来ればそこそこ戦えるってことね。これを常に意識して試合を展開できれば、相手のミスにつけこめると。もちろん自分たちがエラーしないというディフェンス力が重要になる。後ろから我慢して繋げるという、一見すると守備的な作戦にみえるけど、実は前衛の決め球を導くための攻撃的な作戦なのだなと改めて思う。問題は私のスキルでは毎回正確に深くバックに行くストロークが打てないことw

こういう基本的なパターンの組み合わせでワンセットの戦略が組めればいわゆる勝ちパターンというのにも持っていきやすいのかな。勝ちパターンなんて、うちらは持ってないけどw

とにもかくにも、最終的に落ち着くところは基本のようです。上記にコーチのの人でご意見があれば是非聞いてみたいと思う。もちろんコーチじゃない人もこのようなことが効果的なのか聞いてみたい。

これもまた上達への長い道のり。日々練習あるのみ、ですな。

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